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パチンコ本レビュー 「よくわかるギャンブル障害」蒲生 裕司

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これがギャンブルをやっちゃうメカニズム!何回読んでも面白い!

よくわかるギャンブル障害 本人のせいにしない回復・支援

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著者 :蒲生 裕司(がもう ゆうじ)

発行日:2017年9月7日

 

内容

第1章~第3章では医学的な観点から見たギャンブル依存症について書かれている。

以前の本レビューの際は、日本では680年ごろから既にギャンブル依存に対応する話があったとお話があった。

パチンコ本レビュー「ギャンブル依存国家・日本」 帚木蓬生

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本書の第1章では古代インドの神話「マハーバーラタ」においてギャンブルで地位を失う人の話が紹介されている。
特に、呪いをかけてギャンブルにのめりこませるというのが非常に面白い。

本書ではギャンブルの定義を「物事の結果が決まっていないことに対してお金を賭けること」としている。これは一応パチンコなども該当する。

第2章では脳が依存症になってしまう原因「報酬系」について書かれている。詳しくは割愛するが、面白いところだけ紹介。

脳が快感を得るのは「大当たりした時」ではなく「大当たりするかもしれないと期待した時」らしい。

更に言うと「パチンコを打った時」より「パチンコを打ってお金が貰えるかもしれないと思った時が一番興奮するところらしい。

これらは「前頭前野」と「側坐核(そくざかく)」という部分が関係している。(詳細はぐぐるか購入して読んでください)

ギャンブル依存症が脳の病気や何らかの影響がある根拠として、パーキンソン病患者が治療薬を飲み始めたらギャンブルの問題が出てきたという事例がある。
脳に影響を与える薬を飲むことで、なんらかギャンブルをしたくなる状態になってしまうということである。つまり、ギャンブル依存症は個人の問題で終わるものではなく、脳の状態によるものの可能性も大いにあるので、しっかり治療を受けることで治る可能性もあるということである。

第3章では医学的な部分での治療において解説されている。
しかしながら、結論としては「薬物治療ですぐ治るとは言い切れないし、非薬物治療でも手探り状態」ということ。

しかしながら、方法は沢山あるので治療が不可能と言うこともないということ。特に有用なのがやはり「行動認知療法」である。

 

第4章からは具体的に行動を見直す部分となる。

ギャンブル依存になる原因として「レスポンデント行動」や「オペラント行動」といった心理学に即した解説がある。(簡単に言うとパブロフの犬状態になっているということ)

また「好子(こうし)」「嫌子(けんし)」によって、行動随伴性(○○をしたことで××を更にやりたくなるというような行動)が強められる。

つまり「パチンコで勝ったからまた行きたくなる」というような状態が、心理学的にも解明されているということ。

また、間欠行動(迷信行動)というものもあり、魚群を出すために手を画面にかざす行動も心理学的には既に「あるある」として言われている。

「ニアミス効果」も非常に興味深い。当たりそうで当たらない状態を見せられると脳はめちゃくちゃ興奮する。そのため更にお金をつぎ込んでしまう。

これは「大当たりするかもと期待した時」に一番興奮すると説明があったように、そこを一番刺激してきているわけである。心理学を駆使してパチンコにのめりこませようとしている現状がよくわかる話である。

さらに、パチンコ依存症は長い目でものを見ることができなくなっているらしい。目先の欲にしか目が届かなくなるのも依存症の特徴である。

このあと第4章では認知行動療法を用いた具体的な回復への方法が書かれている。こちらは前回記事のと似ている部分はあるが、さらに具体的に書かれているので実践しやすい。

ちなみに前回記事はこちら

パチンコ本レビュー「ギャンブル依存症から抜け出す本」 樋口 進

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第5章では社会資源として、第6章では今後の展望について書かれている。

どちらも目を通す価値はあるが、この部分はほかの本のほうがわかりやすいかもしれない。

 

感想 パチンコに踊らされるのはもうやめよう

この本はパチンコにはまってしまうメカニズムが非常にわかりやすく書いてありました。

なんかパチンコにハマる流れってここまで心理学に即して作られているんだなと思うと怖くなりますね・・・。

確かに音と光でもよく言われますけども。短い音の繰り返し(通常時のBGM)なども、繰り返し同じものを聞くことで習慣化されやすいという話もありますし、当たる時や熱い演出での強い音と光も、打ち手を興奮させるためのトラップなのでしょう。

そこにさらにお金の問題も絡んでくるので、パチンコは本当にあの手この手を使って、打ち手を手放さないようにやっているのだなとよくわかりますね。

あと、ネットで最近出回った情報で「サブリミナルを使って当たりを期待させるシステムの特許」の話もありました。

ちゃんと調べてないのでここではリンクとかは貼りませんが、これが本当ならもう打ち手は依存症に勝てる部分ないっすね・・・。本当にもう強制的に辞めてでもパチンコから離れるしかない。

今回ご紹介した「よくわかるギャンブル障害」というこの本。

ギャンブルを辞めるための具体的な方法は書いてはありませんが、人がギャンブルにはまってしまうメカニズムが面白いくらい、いや怖いくらいにわかりやすく書かれています。

これを読んだらパチンコは怖くて打ちたくなくなるのではないでしょうか。

しかし、もしこれを読んだ後にパチンコに行きたくなったら「あ、この状態が○○行動による行動随伴性ってやつか」と自分を客観的に見直せるようになります。

あくまで自分の意志ではなく、脳がそうさせているんだと思えるようになったら

「こんな洗脳まがいの状態に負けてたまるか!パチンコ屋に踊らされてたまるか!」

と、パチンコに行きたい気分を抑えることもできるのではないでしょうか。

ちなみに僕はそんな感じでパチンコから遠ざかることができました。

お勧めの一冊です!

  • この記事を書いた人

ヒキパパ(HKPP)

脱パチをして任意整理をした借金を返済しながらゲームや子育てを楽しんでいる30代の引きこもり大好きパパです。 家で楽しく過ごすために日夜頑張っています!

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